命日には毎月訪れる日もあります。いわゆる“月命日”のことですが、正式には“月忌(がっき)”と呼び、亡くなった日と同じ日をにちをいいます。4月1日に亡くなったのあれば1日が月忌になります。月忌には、特に人を招くことはしないで身内だけで済ませることが多く、墓参りなどをしますが、月忌に合わせてお寺に伺うことを“月参り”といいます。
そして、毎年巡ってくる故人の亡くなった日を“祥月命日(しょうつきめいにち)”と呼び、命日のある月のことを“祥月(しょうつき)”と呼びます。“亡くなった日”という捉え方とは別に、“仏に生まれ変わった誕生日”という捉え方もするようです。祥月命日に営む追善供養の法要のことを“年忌法要”といいます。亡くなって1年経った“一周忌”には僧侶に読経をお願いし、法要を行います。