戒名も名前の1つですから、老若男女で違いがありますし、生前の人となり、社会的地位や立場、背景などを表す文字が当てられます。しかし、戒名によって仏教の救いに格差が生じるということはありません。
例えば、俗名では、立派な名前だから頑張りもせず成功を収められるとか、利益が増えるなどということはあり得ません。それと同じく、良い戒名がついただけで救われるということもないのです。
また、日本では戒名に居士・大姉・信士・信女などの位階がつきますが、これらも仏教の救いという面から見れば、何の違いもありません。あくまでも、寺院にどれだけ貢献したかという証しでしかないのです
それぞれの故人につけるものですから、その方らしい戒名になり、男性らしくなったり、女性らしくなるのはごく自然ではないでしょうか?