六欲天と人間の住む欲界は、さらに6道に分けられています。生前の行いにより、これの何処に輪廻するが決められます。大乗仏教では、死後の世界だけでなく、現世の人間の心の有り様をも表しています。
天上道
六欲天が住む、苦しみがほとんど無く、楽しみの多い世界。ただし、天人にも5衰があり、煩悩から解放されてはいない。人間は、ここには輪廻しない。?
人間道
人間が住む、苦しみが多いが、楽しみも有る世界。ただし、仏になることで、救われることもできる。
修羅道
修羅が住む、苦しみばかりで、楽しみの無い世界。ただし、救われたいと思う心は有る。
畜生道
獣や虫が住む、本能ばかりで生きている世界。よって、自力では仏の教えを得る事ができない。
餓鬼道
餓鬼が住む、飲むことも食べることも出来ない世界。
地獄道
罪を償わせるための世界。