墓じまいとは?
墓じまのニュースなどを近年みかけるようになった。
若い頃都心部に移り住むなど70代前後の方や、少子高齢化の時代になり、古里にある先祖代々の墓を受け継ぐ人がいないとして撤去し、遺骨を永代供養の合葬墓などに移す「墓じまい」をする人が増えている。この受け継ぐ人がいない墓を撤去・解体し、遺骨を共同墓などに移す事を「墓じまい」と言い、地方で急速に広がっている。
墓じまいをした男性Aさんは、「若い者に田舎の墓を守れとは言えず、無法地帯にしてはいけないと思い私の代で墓じまいをしようと思った」両親の遺骨などは永代合同墓に移したと言う。
墓じまいのサービスを行う石材店の話によると、2009年に墓じまいのサービスを行う業者は増え始め、09~12年は年間 数基の撤去だったが、15年は70基余りの依頼があった。『無縁墓にならずに良かった』という声が多く、墓じまいの需要は今後も増えるとみる。墓じまいをするには、墓地埋葬法で定められた手続きが必要だ。古い墓の管理者から「埋蔵証明書」を出してもらい、遺骨を移す先の霊園の「受入証明書」などと一緒に自治体に提出し、許可を得る。
墓じまいしたお墓は「墓の墓場」と呼ばれ、山間部などに集められ福井県や淡路島や静岡の方で引き取ってくれる場所があるようで1基10,000円提案で引き取ってくれるという。お墓を引き取った後、1~2年間は仮安置して合祀場に移す。墓じまいを知らされていなかった親族とのトラブルを避けるためだ。合祀場では、地元の僧侶に来てもらい、毎年法要を営んでいるなどしているようだ。