絶対に必要というものではありません。必ず付けなければいけないというものでもありません。
仏教徒以外はもちろん、仏教徒であっても必ず授からなければならないというものではないのです。
現在使われているような葬儀用の戒名が世間に広まったのは近世以降で、それ以前の戒名といえば出家得度しなければ授かれないものでしたし、出家しないでつけてもらうにしても身分の高い人や権力者に独占されており、とても民衆が授かれるものではありませんでした。
戒名は、仏教的な死生観に基づいて授かるものですから、そういった思想を持っていない人、仏教の教えによる来世観や救済観に意味を感じない人などには必要ないと言えます。
仏教に興味がない、進行していない人には、戒名は不要なのです。
ただ、お葬式にお寺様を呼ばれる方のほとんどが戒名もお願いしております。