戒名の授与には、下記のような4つのパターンが考えられます。
1、檀家となっている寺院の住職による授与。
2、檀家ではないが、付き合いがあり、教えを説いて頂いている僧侶・師僧による授与。
3、自分でつける(自誓戒)
4、葬儀に派遣された僧侶による授与。
先述の通り、戒名とは本来、戒律を受ける際に本人のことをよく知る戒師(仏教の先生・師僧)から授けられるものでした。ところが、現在のように普段は寺院との付き合いがなく、葬儀になって初めて紹介された僧侶、もしくは近所の寺院の僧侶から形式的な戒名を頂くという4つ目のパターンが最も多く見受けられるところかもしれません。本来は、仏教に帰依し、お寺の檀家となりご住職様につけて頂くのが本質であり、自信をよく知った住職につけて頂くとよりいいでしょう。